企業再生／組織再編のプロフェッショナル

会社を設立したら、最終的に社長は何を目標にすべきなのでしょうか。
最初は、売上を上げて、利益を稼ぐという目の前の仕事に追われてしまいますが、時間が進むにつれて、考え方が変わってきます。
ずっと社長でいることができない事実が分かるのです。
そこで、自分のゴールを決めなくてはいけない岐路に立ちます。
それが、IPOなのか、M&Aなのか、それとも、子供に会社を譲ることなのか、どれかは分かりません。
ただ、何を基準に、どうすればゴールにたどり着くことができるのかを、本書では分かりやすく解説していきます。
また、IPO、M&A、事業承継の本は専門用語も多く、読みにくいと考えてしまう方が多いようです。
そこで、「ストーリーで解説すれば読みやすくなる」と思い、物語り形式で作りました。
実際に読み始めれば、1時間から2時間ぐらいで読めてしまうはずです。
IPO、M&A、事業承継の入門書として、読んでみてください。
絶対に、理解できない箇所は1つもないはずです。

会計は、大きく分けて財務会計と管理会計という2種類があります。
財務会計は、決算書という公表する書類であり、どんな会社も同じルールの下で作ります。
一方、管理会計とは、「経営の意思決定に役立つための会計資料の作り方」を指します。
簡単に言えば、財務会計の決算書は銀行や株主に見せるもので、管理会計の資料は取締役会で使うものとなります。
このような理由から、管理会計の資料は外部の人たちが見ることもなく、内容を知らない人が多いのです。
しかし、経営に直結する管理会計こそ、経営者が本当に知るべきことではないでしょうか。
本書では理論の解説ではなく、できるだけ事例を挙げて、管理会計のうまい使い方を解説していきます。
これさえ理解できれば、会社の売上が今よりも上がり、利益が増えることは間違いありません。