プロフィール
公認会計士 青木寿幸
このサイトを運営しているのは、公認会計士の青木寿幸と申します。
現在は、日本中央税理士法人と株式会社日本中央会計事務所の代表を兼任しております。
大学を卒業してから、アーサーアンダーセン会計事務所、モルガンスタンレー証券会社、本郷会計事務所を経て、独立しました。
新聞の広告、出版している本を読んだ方、雑誌のインタビュー記事、インターネットを見て、毎日、M&A、企業再生、ファンドの組成、上場支援のコンサルティングの相談が来ます。
内容は、その場で簡単に処理できるものから、何ヶ月もかかるものまで様々です。
しかも、1人で処理できるものは少なく、弊社の社員でチームを組んで対応することがほとんどです。
その中でも、企業再生は一刻を争うものが多く、少し意思決定が遅れるだけで、最悪の結果になることもあります。
「来月中に1億円の資金調達ができないと、借金が返せなくなる」
「社員の半分が辞めてしまい、事業が滞りつつある」
「今まで交渉してきたスポンサーが突然降りてしまい、再生の計画が頓挫している」
こんな相談が多いのです。
また、証券会社や貸金業者が、法律の定めた自己資本比率や資本金を満たせなくなるので、免許が取り消されてしまうという相談もあります。
もともと、免許があるからこそ成り立つ事業なので、潰れたのも同然です。
そこで、早急に、ほとんどその場で企業再生への道のりを作ることになります。
このとき、必ず、
「現時点での目標を作って、それに順番をつけて欲しい」
とお伝えしています。
というのも、
「どんなに企業再生がうまく行ったとしても、今までと全く同じように、元通りにはならない」
からです。
事業の一部を切り売りすることになるかもしれません。
増資によって、他の人が大株主になることもあります。
社員全員のうち、半分以上が辞めてしまうこともあります。
会社が持っている不動産を手放すことになるかもしれません。
民事再生を申請して、経営陣は破産するかもしれません。
もしかしたら、上記のすべてを受け入れることもあるでしょう。
それでも、優先順位が高い目標が達成できれば、それでよしとすべきです。
何もしなければ、すべてを失ってしまうのです。
もちろん、できるだけ多くの目標が達成できるように、前向きに考えることが重要です。
そして、途中で目標の順番が変わってもかまいません。
とにかく、今の時点で大切だと思っていることを教えて欲しいのです。
企業再生を成功させるためには、自分1人の力ではできません。
私たちだけの力でもできません。
お互いの協力と信頼関係があって、初めて企業再生は達成できるものなのです。
だからこそ、最初に本音の目標を聞かせて頂きたいのです。
今まで、お手伝いさせて頂いた経営陣の目標は、いろいろなものがありました。
何十年も続いてきた会社名だけは残したい
1つの事業だけは、受け皿会社を作り、そこに移して続けた
先祖代々から受け継いできた、この土地は守りたい
長い付き合いのある取引先と社員の給料だけは支払いたい
取締役と社員を継続的に雇用したい
病院として、患者の受け入れ先を確保したい
学生のためにも、学校法人としての運営は続けたい
特許権や温泉の権利など、重要な権利は自分たちの所有権で残したい
まずは、企業再生すると意思決定することです。
それが早いほど、達成できる目標は多くなります。
ご興味がある方は、私と一緒に、その道のりを作りませんか?
一度、お会いしてご相談いただければ、きっとその道のりが開けると思います。